|
.
|
|
2003年第4回定例会 個人質問 上原 賢作議員 |
|
|
議長の許可を得ましたので、私は日本共産党東大阪市会議員団の個人質問をさせていただきます。先輩、同僚議員の皆様にはしばらくの間ご静聴・ご協力いただきますようお願いいたします。
|
|
☆青年の雇用対策について |
|
はじめに、青年の雇用対策についてお尋ねします。
長引く不況と小泉内閣のすすめる痛みばかりを庶民におしつける構造改革によって社会全体の雇用が冷え切っています。総務省が先月28日に発表した労働力調査によると、10月の完全失業率は5.2%と343万人になり、特に15〜24歳の若年男性では10%を超えています。
また内閣府の2003年版国民生活白書では「働く意思はあるが正社員として就業していない青年」をフリーターととらえ、2001年には417万人に増加したと発表しています。そして、この白書には「フリーター急増の原因は、経済の低迷による労働需要の減少や企業の採用行動の変化によるところが大きい」「もともとフリーターになりたかった人は少ない」「フリーターの増加は、経済成長を制約し、未婚化・晩婚化・少子化がすすむなど日本社会の将来に悪影響をもたらす」と書いてあります。
今や社会問題となっているフリーターや青年の深刻な就職難を解決することは、国や地方自治体が本腰を入れて取り組むべき課題となっていると考えます。
本市では雇用創出特別交付金事業にかかわって日新高校就職支援アシスト事業などが取り組まれてきましたが、さらに充実強化をし実効ある対策をとる必要があるのではないでしょうか。そのためにも、例えば、国の雇用創出特別交付金事業は、来年度末に打ち切られますが、継続を国に求める。また市としても保育所の待機児童解消が叫ばれるなか、保育など必要なところに職員を採用するなど、これまでの職員削減策を見直し、必要な雇用をはかる。また青年の職業訓練に補助を出して、青年が必要な職業技術を身につけることができるよう支援する。市内高校・大学や経済団体、行政との協議機関をもうけて必要な施策を講じることなどありとあらゆる知恵を絞って、取り組むことが必要ではないでしょうか。
そこでお尋ねします。
○いま起こっている就職難、厳しい雇用情勢の原因は、青年の側でなく、正社員を減らして不安定な雇用を増やす方針をすすめている大企業の側に大きく問題があると思うが、市長はどのような認識をお持ちかお聞かせ下さい。
○青年の雇用拡大に向けた対策で、当局で現在考えている計画をお聞かせ下さい。 |
|
質問の一覧へ
|
 |
|
☆小学校におけるアレルギー対策について |
|
昨今、アレルギー疾患の子どもたちが急増しており、子どもたちのアレルギー罹患率は30%におよぶと言われています。そのなかで本市では食物アレルギーの子どもたちへの除去食などが保育所や小学校の給食で実施されてきたところです。これは子どもたちを預ける父母の方々からも大変喜ばれている施策であります。
本市における保育所では、調理段階で取り除く必要のある卵、牛乳のみならず、大豆や小麦なども含めて除去食が調理されているとお聞きしています。
ところが小学校では、単独調理校や共同調理校では、保育所並みに除去食の対応ができているが、中野学校給食センターで調理されている給食については、卵には対応できるが、それ以外は調理段階で取り除けないとお聞きしています。
アレルギーをもつ子どもたちや父母にとって、保育所で対応できていた除去食が、小学校に入れば対応できないというのは大きな問題であり、解決する必要があると考えます。
また同じ小学校給食でありながら、中野学校給食センターから配られている12校では、他の単独調理校や共同調理校よりも水準の低い除去食となっている問題も早急に解決する必要があると考えます。
アレルギー疾患は治りにくく、しかも症状がひどい場合は死に至る場合もあるような病気です。食物アレルギーの子どもたちにとって、毎日口にする食べ物一つひとつが問題なんです。
そこで質問いたします。
○本市の保育所で実施している除去食の水準のように、小学校給食についても除去食の対応ができるよう充実強化するべきだと考えるが、どうか。
○当面は少なくとも、中野給食センターから配られている12校においても、特別対策をとって、自校方式での単独調理校や共同調理校と同じような水準をとるべきだと考えますが、どのようにお考えか
○新しくできる学校給食センターでは、アレルギー対策は、充実強化されるのかどうか。
以上、お伺いします。
|
|
質問の一覧へ |
 |
|
☆学校施設や公共施設でのシックスクール、シックハウス対策について |
|
住居や学校などの建材や塗料、家具や机、いすなどの施設に起因するホルムアルデヒド、トルエンなどの化学物質に汚染された室内空気が広がることによって目や粘膜などの刺激症状や頭痛、めまいなどの体調不良を起こす問題に加えて、体質などによりごく微量な化学物質に敏感に反応するいわゆる「化学物質過敏症」の児童や生徒の対応を含めた複合的な問題の総称、これがいわゆるシックスクール問題と言われています。このシックスクールによって児童や教職員が授業中に体調を崩し、健康障害を引き起こして、不登校になる児童もでるなど社会問題になっています。
ご存じの通り、2000年に堺市では5カ所の保育園の仮設舎でホルムアルデヒドによるシックハウス症候群が発生し、園児や職員が健康障害を起こし社会問題となり、昨年も同じ堺市で保育園の新築園舎においてトルエン濃度が国の指針値を18倍も上回る結果がでて、粘膜や皮膚の中毒症状が園児たちに発生するシックハウス症候群の症状がでる。また東京では教科書のインクやコーティング材料で体調が悪化するなどの被害も発生しているとの新聞報道もあり、文部科学省も調査を行っているところと聞いています。
またこの間、文部科学省によって「学校環境衛生」基準の改訂が出され、本年4月1日より施行されました。これによってホルムアルデヒドやキシレンなど4種類の化学物質の濃度調査について定期検査や臨時検査などを実施することが都道府県、市町村に義務づけられていますように、シックスクール対策の強化が求められています。本市においても一定の対策が講じられてきているところですが、問題が起ってから対処するのでなく、起らないよう子どもたちが安心して学校生活を送れるように対策を強化する必要があると考えます。
またこの総合庁舎において、市民の方から、庁舎に来るとのどや目の不快感を感じるなどの声もお聞きしていますが、総合庁舎や男女共同参画センターをはじめ公共施設などにおいてもシックハウス対策がとられ、安心して使える施設にすることが必要だと考えます。
そこで質問します。
○文部科学省の「学校環境衛生」に基づく検査は、民間を含むすべての学校、幼稚園で早急に実施すべきと考えるがどうか、また保育所でもシックハウス対策を講じるべきだと考えるがどうか。
○シックスクール問題は、学校や保育所の施設だけでなく、例えば教科書のインクをはじめ様々なものに及んでいます。施設についての検査などだけでなく、より一層のシックスクール対策強化をはかるべきだと考えるがどうか。
○また公共施設のシックハウス対策強化が求められますが、とりわけ総合庁舎はたくさんの市民の皆さんが利用されます。市民の皆さんが訪れても安心して使える施設なのか、検査や対策を講じるべきだと考えますが、当局の考えをお聞かせください。 |
|
質問の一覧へ |
 |
|
☆小中学校の図書司書配置について |
|
次に小中学校での図書司書の配置についてお尋ねいたします。
6月議会で我が党議員の質問でも明らかにしたように、小中学校図書館で働く司書教諭の役割は大きなものがあります。また図書館は「知る権利を保障する機関」とまで言われ、学校の図書館は、子どもたちの「知りたい、読みたい」という気持ちに応えて子どもと本との出会いをつくり、知的好奇心を刺激して、学ぶ意欲やみずみずしい感性を育む場所です。こうした本来の図書館の役割発揮のためには、子どもたちが読みたい本を探したり、授業で習ったことの疑問やさらに興味をもったことを調べるため、また文化祭展示などの準備など、子どもたちが朝登校してきたときから下校するまで、いつでも知りたいときに行けることが大切です。また子どもたちが知りたいことを調べようとしたらどんな本を読めばいいのかアドバイスするのも司書の役割です。そして最近は、子どもたちがリラックスして憩える場として保健室とあわせ図書室の果たす役割が大きくなっています。学校の中では養護教諭とともに司書教諭は子どもたちが気軽に話せる相談相手として特別な存在となっています。
しかし、司書教諭の実態は、図書館の仕事だけを専任としている先生はほとんどいないのが実態です。授業やクラブ、生徒指導、進路指導など、それだけでも多忙な仕事をすすめながら、司書教諭として図書館の仕事をすすめているのが現実です。これでは図書館本来の役割を発揮するために働けないのが現実で、結局未来を担う子どもたちに、しわ寄せされ、子どもたちを豊かに育む機会を奪っていっています。図書館本来の役割発揮をするためにも、子どもたちがリラックスして憩える場所をつくる意味でも司書の専任化がどうしても必要です。
そこで質問いたします。
○国や府へ司書教諭の配置を専任化するよう求めるべきだと考えるがどうか。
○市独自にでも司書資格をもった職員の配置をすべきだと考えるが、当局の見解をお聞かせ下さい。 |
|
質問の一覧へ |
 |
|
☆学校施設について |
|
次に学校施設に関して、お伺いします。
先日、ある小学校の体育館を使用させていただきました。そのなかで驚いたのは、体育館付属の放送設備は「壊れかかっているので、使用しないでほしい」と言われました。聞けば、誰かがさわって壊れたら卒業式の時に使えなかったら困るから、それまで使わないようにしているとのことでした。また体育館は雨漏りがしていました。
学校関係者などから、私が利用させて頂いた以外の小学校にも体育館の雨漏りがするところもあるとお聞きしています。教育委員会からいただいた大規模営繕などの予定の資料の中には、学校現場で起っている体育館の雨漏り対策や放送設備の整備計画が入っておりません。
そこで質問いたします。
○まもなく卒業式・入学式シーズンを迎える時期に入りますが、体育館はどこの学校も使用されるでしょう。その前に全校一斉に体育館の雨漏りや放送施設の調査をして、必要な対策を講じ、小中学生が晴れて卒業式や入学式を迎えることができるようにすべきではないでしょうか。 |
|
質問の一覧へ |
 |
|
☆踏切の安全対策について |
|
さいごに踏切の安全対策についてお尋ねします。
本市では本年1月に、近鉄大阪線俊徳道第3号踏切において人身事故が起き、この踏切の安全対策について、6月議会で我が党が質問し、土木部長から「踏切事故の再発防止のための歩道設置等は必要であり、連続立体交差事業もある中で近畿日本鉄道株式会社と協議し、可能な箇所について検討してまいりたい」との答弁をいただいております。ここについてはゼブラゾーン設置の工事が行われましたが、歩道設置はこの事故から1年近くなる現時点でも行われておりません。俊徳道第3号踏切は、病院に近接しており、とりわけ車いすや高齢者も多く利用する踏切であり、早急の対応が求められます。線路内への歩道設置を早急にはかること、また踏切付近の見通しをよくするなどさらなる安全対策が必要ではないでしょうか。
また近鉄大阪線には他にも多くの踏切があり、この間ゼブラゾーン設置などの工事が行われ一定の対策が講じられてきたところですが、いずれも車が通れば車椅子の方や歩行者が通行するには非常に狭い踏切ばかりです。近鉄奈良線やJR学研都市線もあわせて市内すべての踏切の安全対策が求められます。
また長瀬駅前交差点についてですが、この交差点は2つの踏切と接しており、踏切の北側で五差路に、南側でも四差路と、踏切を挟んで変則的な交差点となっており、踏切が遮断している間は踏切を渡らない車も交差点を抜けられないなど渋滞が常態化していることや、交通量も車、自転車、人ともに多いことから大変危ない道路となっており、この交差点の改善は切実に求められております。また、大阪金岡線の整備を実施をし、長瀬駅からの人の流れも考慮して、整備を早急にする必要があります。
そこで質問をいたします。
○近鉄大阪線俊徳道第3号踏切について、歩道設置についての近鉄や警察などとの協議はどこまで進捗しているのか、人身事故から1年近くが経過しているが、計画はいつ頃を目途にまとめるのか当局の見解をお聞きします。
○俊徳道第3号踏切以外の市内すべての踏切の安全対策についての検討、計画はどうなっているのかお聞きします。 |
|
質問の一覧へ |
 |
|
以上第一回目の質問とさせていただきます。ご清聴ありがとうございました。
|
|
☆第2質問 |
|
2回目の質問でございますので自席より発言をさせていただきます。
いくつかの点についてご質問および指摘と要望をさせていただきます。
◎青年の雇用対策について
市長の青年の就職難に関する認識についてお聞きしました。就職難のもと、フリーターが急増しています。このことは1回目の質問においても述べさせていただきました。今年の国民生活白書では、働く意志はあるが正社員として就業していない人を広くフリーターとしてとらえると従来とは認識を変えています。
そして「デフレ下で厳しさを増す若年雇用」という章で、フリーター増加の原因について「相対的に大きい企業側の要因」と項目をおこして次のように紹介しています。
そこには、「フリーターの増加の理由としては、親と同居する若年の増加による就業意識の変化等の若年(労働供給)側の要因と、新卒採用や中途採用における企業側の採用行動の変化等の企業(労働需要)側の要因とがあると考えられるが、以下の点から判断すると、90年代半ば以降の大幅なフリーターの増加要因としては、どちらかといえば企業側の要因が大きいと思われる。」と書いてあります。
また転職傾向の高まりとおっしゃいますが、同じ白書でも若年は正社員になっても離職する人が多いが、若年の離職者が急に増加したわけではないとし、また若年の就業意識の低下や離職の増加には、就業時の雇用環境が厳しいほど不本意な就職先に就職した人が多いことなども影響していると考えられる。と分析されています。
いつまでも青年の側の意識に問題があるから就職難になっているという当局の認識では、若年雇用対策に本腰が入らないと考えます。この点を指摘しておきます。 |
|
◎アレルギー対策
新しい学校給食センターができたときには、できる限りアレルギー児童に対応したいとの答弁ですが、学校によって除去食の水準が違うという問題は絶対に解決すべきです。どの小学校でも同じ水準にすること。さらにアレルギー対策を強化するべきだと考えますが、再度ご答弁願います。 |
|
質問の一覧へ |
 |
|
◎踏切の安全対策について
俊徳道第3号踏切への歩道設置は必要だが、現在は近鉄と協議中とのことです。
先日も雨の日に、丁度トラックが踏切を通過しようとしているところに、自転車に乗った方がさしかかり、滑って転んでおられました。遮断機がおりはじめ、トラックは止まることもできない。自転車の方はかろうじてトラックをよけておられましたが、見通しも悪い踏切です。またここで市民お一人が亡くなっているという現実をもう一度ふまえていただいて、この踏切の安全対策をさらに強く要望いたします。
以上で2回目の質問を終わらせて頂きます。 |
|
☆第3質問 |
|
もう時間まだ残しておりますけれども、今答弁いただきましたようにしっかりと対応していただきたい。子どもたちや青年、東大阪市の未来を担う人たちが本当に東大阪市に住んでよかったと言える町づくりのために日本共産党奮闘していくと、また理事者の皆さんもそのために奮闘していただきますようまたお願い申し上げまして私の質問を終わらせていただきます。
どうもありがとうございました。 |
 |
 |